カバー音源制作と配信販売はそんなに難しい事じゃないのでやってみたらいいと思う

2019年10月8日

~いわゆる詳しいHOW TOじゃないけれど~

 

 

昨日、TuneCore Japanさんのスプリット機能が素晴らしいって思って、簡単ですが記事にしました。原盤権に関する超ざっくりした話でしたが。
そこで著作権に関する、超ざっくりした話を今回は書いてみようかなと思い立ちました…。

今回は著作権管理をされてる曲について…。

インディーズの自己管理とかではなく、メジャー・インディーズ問いませんがCD発売されてなくても音楽出版社と契約して管理楽曲になってるものも含みます。JASRACNexToneのHPの作品検索でどういう曲が管理楽曲かってのは簡単に調べられます。
管理区分とか色々ありますが、この部分の細かいとこは省きます(笑)
基本的には配信販売に関してのことなので。

 

YouTubeなどでは「歌ってみた」もそうですし、インディーズのアーティストさんとかが弾き語りのカバー動画をあげたりしてますが、これが出来るのはYouTubeが著作権管理団体と包括契約を結んで、YouTubeがJASRACやNexToneに著作権使用料を支払っているので可能なわけで、動画投稿者が無料だからと言って、タダで使用できてるわけではないわけです。ちゃんと権利処理をされているということで使えるわけです…。ニコニコ動画なんかもそうですし、ツイキャスとかでもそうだったりします。ツイキャスだとちゃんと使用した「曲」の作品コードを申請するようになってるかと思いますし…ニコ動もそうだったかも。あくまでも「曲」なので前回書いた「音源」とは異なります。レコード会社が発売してるCDを流すのはレコード会社の許諾を得ないとダメ。
あ、カバーした音源でも、Twitterに直接動画で管理楽曲をあげるのはNGだったりします。Twitterは包括契約してないから…。
YouTubeとかのリンク共有はOK。
まぁ、それらにもまた状況とかで細かく変わってくるところもあるけど、とりあえずざっくり…です(^-^;

 

そしてカバーというところで、改変されたりすることもありますが、これは著作者の許諾を得ないとNGなはずです。
YouTubeでジャンル変えてカバーしてたりするのをスルーされたりしてるものもあると思いますが(殆どかも)厳密にはNGなはず。
ライブなんかで演奏する際にも勝手に改変したりしたら厳密にはNG…なはず。
まぁそこまで管理不可能ではあると思いますからおとがめはないでしょうが…著作権使用としての部分だけはしっかり守ってればとりあえず大きな問題にはならないかなとは思いますが…。

 

そしてようやく本題に近づくというか…。

自身も個人でBright Stone Musicというレーベル名でカバー音源を制作してTuneCoreさんを通して配信販売をしています。
Girl sings Boy’s Rockという企画。
よかったら聴いてみて頂ければ…。

 

Spotify↓

で、これを作るにあたって…さっきのJASRACとかNexTone作品検索を使えば、何処の音楽出版社が権利を持ってるかというのがわかります。で、音楽出版社のHPに行けば申請書をダウンロードできるところもありますし、問い合わせフォームで送るところもあったりですが、その音楽出版社さんに連絡をしてカバー申請をします。
例えばどういう風のカバーになるのかとか、どう使うのか?とか…誰が歌うのか?っていうのを申請します。

自分の場合はストレートカバーという、いわゆるオリジナルの雰囲気そのままで、配信ストアで販売しますという申請です。
そしたら音楽出版社さんが著作者(作詞・作曲されたすべての方)に確認をしてOKを頂けたら、無事制作開始して配信ストアに登録します。
この申請で例えばCDに収録して販売しますとか…っていう申請ももちろんOKです。

自主製作のCDにカバーを入れたいのであれば、音楽出版社にカバー許諾をとって、OKでたら次に管理団体に使用申請をきちんとして許諾番号をもらって使用料を払えば問題なく入れて販売出来ます。
追加生産ならまたその申請して払って…と。
この手順はめんどくさいところもありますが、ルールを守れば出来るわけで…。例えば10曲中1曲しかカバーがなかったら当たり前ですが1曲分の使用料しか発生しませんし。

TuneCoreさんや他の登録業者経由で配信ストアに登録すると作品コードというのを届けると業者からストアに伝わりストアが著作権使用料の処理をするのでCDを手売りするのに収録したときのように管理団体に申請して使用料を払ってという形はしなくて大丈夫です。
なので配信ストアを利用してます。もちろんしっかりしたものを作ってるつもりですし、大手の配信サイトで安心してダウンロードしてもらったり、サブスクリプションで聴いてもらったり出来るので。

CDと同じように、例えばきっちり報告して使用料を収める作業が出来るなら、そういう申請をして業者を通さずに販売も出来ますが…。

 

なので…何を書こうとしたのかちょっとふらついてきているような感じもしてきましたが…
まずはGirl sings Boy’s Rockはちゃんと手順を踏んで配信してるちゃんとした音源です!(笑)
そしてルールとかを調べて覚えて守って手順を踏めば色々出来る時代なので、思い立ったらチャレンジするのもいいのかも…って。

 

一つだけ注意点みたいなものですが、カバー申請の際にすべてが申請通りにOKとなるとは限りませんし、これまでもNGが出たものもありますし、制限が出されて申請を取り消したものもあります。

 

そして最後に…またGirl sings Boy’s Rockの続きを制作開始しました。
ちゃんと上に書いたような手順を踏んで(^-^)

 

今回もざっくりなので、それなら自分も!って思った場合はちゃんと調べてみて下さいm(__)m

 

この本のかなり前のものを大昔に読んで少し学んだり、実際の仕事で学んだりしましたが…今の時代に合わせて改訂されていってるので、参考としてわかりやすい本のような気がします。↓

 

 

そんな感じで終わります(^-^;