Spotify for Artists登録方法、マネージチーム追加方法を書いてみた。

2020年1月29日

色々なところで既に書かれていると思いますが、自分なりに表題の件をまとめてみたいと思います。

Spotifyで既に楽曲を配信している場合にSpotify for Artistsに登録して認証されると、Spotifyでのプロフィールなどの編集も出来ますし、細かい再生実績の分析なども出来ます。
自分主宰レーベルとしてカバープロジェクトや自分自身の楽曲などもTuneCore Japanさんを通してSpotifyに配信しています。
これまではGirl sings Boy’s Rockというカバープロジェクトのみを認証アーティストとして登録していたのですが、ヒトリホリックという名義で配信している童謡のカバーが少しだけSpotifyでも再生されているみたいなので、少し詳しく見て見たい思いもあり、登録をしてみました。

最初はレーベルとして申請をしてみました。

最初は配信をしているレーベルとしてアーティストのプロフィールなどを編集出来ればと思い申請をしてみたのですが、結果としてきたメールにはざっくりとですが…
「あなたはレーベルの方のようなので、直接登録できません。でもアーティストから招待されることで可能です。」ということと「レーベル用のサービスとしてSpotify Analyticsがありますのでそちらをどうぞ」というような内容が書いてありました。

Spotify Analyticsにはすぐに登録出来て、これはこれでレーベルとして配信しているカタログの最長90日間の再生数を閲覧出来たり、リリース前のアイテムがあればプレイリスターへのサブミットもアーティストの代理で出来るみたいです。
これはこれで便利なのですが、Spotify for Artistsだと全期間の再生数だったり、楽曲が入っているプレイリストを見たりも出来ます。
それ以外にも色々細かく見ることが出来るので、やはり登録しておくとよいのではないかなと思います。

そして自分としては、アーティストとして登録出来た後にレーベルスタッフとして編集権を持ったチームに招待してもらって、閲覧できるようにすることで、ログインのしなおしをしなくてよいので、複数のアーティストとして登録している場合はそういう形もあるのかなと…。
アーティストアカウントに別のアーティストを追加することが出来るのかは今、申請中なので、現在のところわからないのですが…。
わかり次第追記するなり、追加記事を改めて書くなりしたいと思います。
一番下に追記あり。

まずはSpotify for Artistsへの登録

必要なものは
①SpotifyにログインするためのSpotifyユーザーアカウント
②Twitterまたはinstagramのアカウント
③所有しているメールアドレスのわかるHP(という表現でいいのかわかりませんが…オフィシャルHPや、その他何らかの登録するアーティストと公式に関わりのあるURLなんだと思います。)

これまで2回申請してみて最初に書いたようにレーベルとして公式に関わっているのですが、それでは申請は通りませんでした。
なので、Spotifyにログインするユーザーアカウントがアーティスト自身であることの証明、また登録したメールアドレスがアーティストの所有するものであることを証明することが出来るようにしないとダメなのかもしれないと思ったので、自分はそのように準備をしました。

なので

①については、アカウントの表示名をアーティスト名にしました。
②はアーティストとしてのTwitterアカウントを作成しました。
どちらも同じメールアドレスでアカウントを作成しました。
また、アカウントの登録するメールアドレスはオフィシャルHPのドメインのアドレスで登録しました。

①にしても②にしてもアーティストではなくマネージャーが登録することもあると思うので必ずしもアーティスト名である必要があるのかはわかりません。
Spotify for Artistsにログインした画面はアカウント名(表示用にしたアーティスト名)ではなく、アカウントに登録した本名ですので。

②がない人が③を用意して申請が通ったような記事も見かけたので、②は必須ではないかもしれません…。
①と②もしくは①と③があれば大丈夫なのかもしれません。

③はオフィシャルHPがあるのでそれを使用しました。

以上を用意したとして、順番に画像を使って書いていきたいと思います。

まずはSpotify for Artistsのログイン画面へ行きます。

そこで上のメニュー、もしくは真ん中くらいのCLAIM YOUR PROFILEをクリックします。

ここで真ん中のCONTINUEを押すとアーティスト名入力画面になります。

まずは「Beat Holic」と入力してみます。(この時点でまだ認証アーティストになっていない、自分のバンド名です。)

何も出て来ません…。
なので、通常のSpotifyからアーティストページに行きURLを引っ張ってきます。

こちらはSpotifyのデスクトップアプリですが、そこからバンドのプロフィールページに行って、バンド名の下のメニュー「…」をクリック→シェア→アーティストリンクをコピーまで行くとアーティストURLが取得できるので、先ほどのSpotify for Artistsへもどって貼り付けます。

するとBeat Holicと現れるのでそこをクリックします。

そうするとSpotifyユーザーアカウントでログインする画面になります。

ログインしたら、自分の場合この記事を書くときには既にSpotifyのユーザーアカウントに「ヒトリホリック」というアーティストを登録出来ているので、ホーム画面になってしまうので、もしかしたらここから使う画像は少し違ったかもしれませんが…
基本的に同じ作業をすることになると思うので、今用意できる画像で説明させて頂きます。

恐らくログインしたユーザーアカウントのアーティスト(今回の場合Beat Holic)との関係を選ぶこの画面(もしくは似た画面)が出てくると思います。
なので、赤い丸で囲ったドロップダウンリストで「Artist」を選び右下のNEXTをクリックします。

そうするとアーティストのSNSアカウントやURLを入力する画面になるので、自分の場合はTwitterをクリック。

するとTwitterのアプリ認証画面になるので、認証するアカウントに間違いないか確かめて「連携アプリを認証」します。

その後、認証されて先ほどの画面に戻ります。

これでそのままか、もしくは一番下の「Other Supporting Links」に③のURLを入れて右下のSubmitを押すと申請完了になります。

申請が認められたら3~4日後に登録完了のメールが届きますので、Spotify for Artistsのログイン画面からSpotifyユーザーアカウントでログインすれば再生数などの解析結果も見れますし、アーティストのプロフィール画面の編集なども出来るようになります。

マネージメントチームの追加方法

次にレーベルの公式スタッフとして編集権も持ったチームとしての追加方法ですが、こちらはアーティストからの招待によって可能になります。

まずは、ソロプロジェクトとして「ヒトリホリック」というアーティスト名で既にSpotify for Artistsに認証されているSpotifyユーザーアカウントがあるので、それを使ってSpotify for Artistsにログインするとホーム画面になります。

左上に「ヒトリホリック」としてアイコンメニューがあるので、そこをクリックします。

するとこのようにメニューが出て来ます。
下の赤で塗りつぶしは本名とアカウントのメアドが載っているので塗りつぶしています。

メニューの「ヒトリホリック」の下に「Manage team」とあるのでそこをクリックします。

すると、役割としてArtist本人である自分のアカウントが表示されているのみです。

右上のINVITEをクリックします。

すると招待するメンバーの情報を入力する画面になります。

レーベルとしてのSoptifyユーザーアカウントがあるので、そのアカウントの情報を入力している状態。
管理者としての権限を与えたいので「Admin」を選んで一番下の「SEND INVITE」をクリックします。

すると、招待したアカウント、画像では上のBright Stone Musicになりますが、先ほどのManage teamの画面に表示されています。

招待されたアカウントのメールアドレスに招待メールが届いているので、ACCEPT INVITEをクリックします。

すると、Spotify for Artistsがブラウザで開くので、規約を承諾したしるしのチェックを入れてI ACCEPTをクリックすれば無事にアーティストのマネージチームに参加出来るので、

今後はレーベルのメールアドレスを使ったSpotifyユーザーアカウントでログインをしてもプロフィールの編集なども出来るようになります。

一人で複数のアーティストのマネージメントのような形の場合にはアーティストごとのアカウントでログインするよりも便利だと思います。

実際にレーベルのSpotifyユーザーアカウントでログインした場合にメニューにアーティスト名が複数出てきて、クリックしたら切り替えて閲覧、編集などが出来ます。

複数のアーティストとして自身が活動しているなら、そのアカウントに活動している複数のアーティストとして認証されたらこの方法ではなくてもいいのだと思うのですが…。
それに関しては最初のほうに書いたように現在申請中なのでまた後日にでも追記など出来ればと思います。

いずれにしろ、自分以外に管理してもらう人を追加したいとなる場合の方法ですし、色々知っておくと便利かなと思います。
管理者としてではなく、編集者、閲覧者としてのみの招待も出来るみたいなので、編集権限までをマネージャー的な人に与えてみてもいいのかもしれません。

【2020年1月5日追記】
一つのSpotifyアカウントに複数のアーティストを認証することは出来ました。
そのSpotifyアカウントがアーティスト本人である事が確認出来れば、大丈夫なようです。
自分の場合、ソロ名義としての「ヒトリホリック」を認証した後に、バンドの「Beat Holic」も認証することが出来ました。

【2020年1月29日追記】

なので、例えばAというバンドに所属していて、そのメールアドレスを使って作ったSpotifyユーザーアカウントでSpotify for Artistsにアーティスト本人として認証してもらった後に、Bというバンドも同じSpotifyユーザーアカウントでSpotify for Artistsにアーティスト本人として追加で認証してもらうことは可能であるみたいです。

これをすれば、2つのバンド用、それぞれにSpotifyユーザーアカウントを作って管理するアカウントを増やさなければいけないということは避けられます。
但し、それをレーベルとしてしか認められないユーザーアカウントであれば、アーティストとして認証されたユーザーアカウントから招待してもらうしかないみたいです。

自分の場合は現在3アーティストをレーベルアカウントで管理しています。
Girl sings Boy’s Rock、ヒトリホリック、Beat Holicの3つのアーティストですが、最初はGirl sings Boy’s Rockとしてユーザーアカウントを作ってSpotify for Artistsに認証してもらう手続きをして、認証された後にレーベルとしてのアカウントを招待、その後、Girl sings Boy’s RockとしてのSpotify for Artistsのユーザーアカウントは退会処理をして削除しました。
同じようにして、ヒトリホリックとして認証された後にそのアカウントにBeat Holicもアーティストとして追加、ヒトリホリックはバンドのボーカルのソロプロジェクトという形なのでオフィシャルHPでそれがわかるような記事もありますし、メールアドレス、Twitterアカウントも同じもので、追加できました。その後、ヒトリホリック、Beat Holicそれぞれの管理画面から、レーベルのアカウントを招待してマネージメントチームに追加。その後でヒトリホリック&Beat Holicのユーザーアカウントは退会処理、アカウント削除しました。

参考になれば幸いです。