BGMの作曲、アレンジの入門に「ゲームミュージック作曲テクニック」がいいかもしれない。

今回はたまたま書店で見つけた本の紹介。

今年に入ってからAudiostockに挑戦しだして、インスト曲を作ろうと頑張っているんですが・・・どうもインストらしいインスト曲が作れないような感じもあり・・・。
色々YouTubeで作曲、編曲の動画を見たり、解説本みたいなものを探してみたりするものの・・・しっくりくるものがない感じでした。

歌ものもインストも作り方は基本同じ・・・とか書かれていたりもしますが・・・

幅広くインストでいいならそうかもしれないけど、BGMっていう観点で行くとそうではないかもしれない(^-^;
あくまでも個人的な感じ方なんですが・・・。

作る自分にそのセンスがあるかないかっていうのが一番大きいのでしょうが・・・やっぱり挑戦しているからには、自分がしっくりくるものを作れるようにならないとですし…
そのために調べものもしたりしてるんですが・・・。

とうとう出会えたかもしれない

そんな中で、他の編曲に関する本を探しに書店に行ったら見かけたのがこの本です。

「名作の技から学ぶ ゲームミュージック作曲テクニック」 平沢栄司
created by Rinker

どうやら発売されたばかりのような感じ・・・

で、中身を見たら、教材の曲自体は筆者の方のオリジナルだと思うんですが、その教材用の曲は往年のゲームミュージックを参考にしてそういった雰囲気の曲を作っているみたいです。

まだざっくりとしか見てないんですが・・・もしかしたらこれが自分の欲しかったインスト(BGM)の作り方、アレンジの仕方・・・の一番の参考になるかもしれないなぁ・・・と。
そもそもゲームミュージックって基本的にシーンに応じたBGMなわけですし、そのためにそのシーンの雰囲気に合ったような曲調のものがあったりする。

そういった曲からのテクニックをピックアップして参考にしてアレンジしていこうみたいな感じの本です。

超ざっくりですが(笑)

更には曲のトラックの数も多くて8トラックくらいでアレンジしています。
オーケストラっぽい曲とかでもそんな感じなので・・・そういう意味でも入門編にいいのかな?って思ったり。

使ってるDTMはStudio One Prime

この本は無料で使えるPresonusのStudio One Primeを使って全編解説されています。
なので本当に初めてDTMをやってみようと思う方が読みやすいことを心掛けているのかもしれないです・・・。

Studio One Primeの導入方法や簡単な操作にも一番最初に触れてますし・・・。

既に他のDTMを使ってる人でも、編曲についての解説は当然、自分の使ってるソフトに合わせればいいので、そこは問題ではないのですが・・・

教材データのダウンロードは出来るものの・・・

ちょっとだけ、不便なのは・・・そういった完全初心者の方に対応するっていう事もあるのかもしれないのですが・・・
ダウンロード出来る教材のデータがStudio Oneのもの・・・だけ(^-^;
MIDI化とかしてくれてたらいいのですが・・・そうではない感じ・・・。

Studio Oneがなくても曲は聴けるようにQRコードも掲載されているのですが・・・QRコードだけ・・・なのでスマホかタブレットが必要(?)

そこはちょっとあれかなぁ・・・と。

勿論、Studio One Primeで出来るようにしてるわけで、Primeは無料で使えるからインストールすればいいんですけど・・・
それってかなり手間になったり場合によってはHDDの容量問題も発生してくるし(^-^;

で、これ書きながら前書き読んだら、DTMマガジンに連載していたゲームミュージック特集の記事を加筆修正など加えたものらしく、データもStudio One用に移植したものとのこと・・・。

他のDAWのプロジェクトとまではいかないにせよ・・・ある程度MIDIで対応できるようにもして欲しかったかなぁ・・・。

とはいうものの・・・

作曲、編曲に関する部分はざっと見た感じではそんなに難しく書かれていないような気もするので、色々作りながら読んでみてもいいのかもしれないし、本腰入れて内容をなぞっていくのにStudio One Prime入れてもいいのかもしれないとも少し思ったり・・・なので、これからインストやBGMを作曲、編曲していこうという人にはいい入門書かもしれないと思います。

「名作の技から学ぶ ゲームミュージック作曲テクニック」 平沢栄司
created by Rinker