MSX0でROMイメージのゲームを起動してみました。

ってことで…。
MSX0でROMイメージのゲームを動かせるようになってるのを知って調べてみました。

基本的には詳しい方が書かれているMSX0の使い方サイトにあったのですが…
個人的にはやっぱり基礎を知ってる詳しい方向けでもあるのかなぁと思って…。

というのも見ながらやらせていただいて、比較的すんなりいったのはいったのですが、少し迷う部分もあったので。
かみ砕いた感じで自分なりにもまとめてみました。

参考にさせていただいたサイト

こちらにすべて書かれていますし、その他の詳しい情報なんかもいろいろ書いてMSX0のWebマニュアルのように
作成されていました。
技術的に詳しい方はこちらを参考にされた方がいいのかなと思います。

 

ROMイメージを動かすための大前提

MSX0のファームウェアが0.07.08以上であることのようです。
そのバージョンで今回使用するNextorっていうDOS?に対応したそうです。

自分はクラファンで買った際に少し遊んだだけで、その後ファームウェアのアップデートは行っておらず(^-^;
今回試すために最新のファームウェアにアップデートしました。

ファームウェアのアップデートの仕方はユーザー向けのサイトでIDとパスワードが必要になるので
IoT Media Laboratory R&D

上記のXアカウントに問い合わせていただくのがいいのかなと思います。
クラファンで購入した人にはメールで案内が2024年8月6日に"msx-info"から来ているかと思うのでそちらを見たら必要事項があります♪

アップデートの方法については、サイトでダウンロードできるマニュアルに書いてあって見ながらすればすぐに出来ました(^-^)
リモートデスクトップやったのですが簡単でした。

必要なもの、使ったもの

で、先ほどのサイトに書いてあったのですが、必要なものとして

①Nextor用 FAT16 ブランクディスク
 こちらはファームウェアのアップデート用のデータの中に「BLANK_FAT16.DSK」というものがDSKフォルダの中だったかな?
 にあったので、そちらをコピーして使用すればOKのようです。

②ImDISK Virtual Disk Driver
 こちらをPCにインストールして先ほどの「BLANK_FAT16.DSK」にデータを書き込む形になるようです。
 ディスクイメージなのですが通常使っている”Disk-Manager”とかは使えないのかなと…。
 (自分は普段、普通の2DDのディスクイメージは”Disk-Manager”を使ってます。)

ImDisk Virtual Disk Driver ダウンロード(窓の杜)

③Nextor
 こちらがROMイメージを動かすために必要なDOS?ということのようです。
 自分は下のサイトからダウンロードしました。

Nextor ダウンロード (MSXHub)

リンクのページのFilesのコーナーから「NEXTOR.zip」をダウンロードしました。

④SofaRun
 こちらはNextorっていうので動くファイラー?のようです…。
 いろいろ調べてて…海外のハードでMSX本体のカートリッジスロットを利用してSDカードを使えるようにするものなどにも使うソフトのようです。
 そちらもNextorっていうのと合わせて使うみたいですが…そういうのがやっぱり自分もわかりにくい(^-^;
 いや、覚えなさいってことなんでしょうけども…。

SofaRun ダウンロード (louthrax.net)

リンク先のページに今ならSofaRun v8.1っていうダウンロードリンクがあったのでそちらでzipファイルをダウンロードしました。

手順みたいなもの

ということで上記用意出来たら、順番にやっていきます…が、もうあとは解凍したり、D&Dしたりするくらいかなと(^-^;笑

①先ほど用意したBLANK_FAT16.DSKをコピーしてリネーム。
 元のブランクディスクイメージは今後も使うので…。
 今回自分は「FOR_ROM_FAT16.DSK」という名前にしました。

②ImDISK Virtual Disk DriverをWindowsにインストールして「FOR_ROM_FAT16.DSK」をマウントする。
 インストールした後にアイコンが3つくらい出てきたのですが、その中の「Mount Image File」をクリックして立ち上げます。

そしたら上記のようにウインドが現れるので、赤い丸のところをクリックして「FOR_ROM_FAT16.DSK」を選択してOKをクリック。
普通にウインドウズでもよくある操作なので、こんな説明は逆に要らないのかもです(^-^;

OKを押したら下のような画面…

赤丸のところ…「ローカルディスク:M」…。
Virtual Diskってそういうことか…と。
USBメモリとかSDカードを刺したら外付けディスクとして認識されますが、ディスクイメージをマウントしてそのイメージをディスクとして扱えるということか…と。
自分の場合はドライブレターが「M」に設定されましたが、これは人それぞれで変わってきますよね…。

そして、既にイメージファイルの中に必要なファイルを入れ込んだ状態の画面になっていますが、最初はフォルダもファイルもないまっさらな状態です。

③ということで、必要なファイルをD&Dします。
上の画像の中にあるもの…

まずは「NEXTOR.SYS」と「COMMAND2.COM」というファイル…。
こちらは先ほどダウンロードしたNEXTOR.zipを解凍したファイルの中にあります。

赤丸つけた2つで、「NEXTORJP.SYS」を「NEXTOR.SYS」にリネームしてコピーしています。

そして、「sofarun」フォルダ。
こちらもダウンロードしたsofarun.zipを解凍したフォルダをそのままコピーしています。
中身は↓こんな感じで…。本当にそのまま。それで正しいかはわかってないのですが(^-^;

そして最後に「ROM」フォルダがありますが…こちらは起動したいROMイメージを入れてます。
試しに入れたのは…「夢大陸アドベンチャー」と「ハイドライド3」…あとは、昔MSX FANに掲載されていた”米屋のチャチャチャさん”の「PURE STAR」を
BASICプログラムをROMイメージ化する方法を調べた際にやってみて成功したのがあったので…。実際に動いてるのはマシン語ですが、プログラム自体は
BASICから起動してたものだったと思います。

以上でイメージファイルに入れる作業は終了なので、マウント解除して、MSX0に挿すSDカードの中のDSKフォルダの中に「FOR_ROM_FAT16.DSK」を入れます。
この辺りは画像なくても大丈夫だと思うので…。

MSX0の設定

そして次にMSX0のシステムの設定ですが、Unit1の画面でSetup Utilityに入って
MSX System Unit0のセットアップで、
①DISKを「FOR_ROM_FAT16.DSK」
②Ramを512k(1mのほうがいいのかもしれないです…)
 *128kのままだと実際にROMを起動する際に動かなかったのでこのRamの設定は必要なのかな?
  そもそも起動しようとしたROMがメガロムなので、RAMは多い方がいいのでしょうか?(^-^;
③DosをNextorに変更

以上で再起動すればOKでした。

そうしたら

こうやって立ち上がりました。

ここでスペースキーを押したら

ROMを選ぶ画面になってました…が、一番最初にやったときにはもうひとつ前の画面があったかも…
そこでROMフォルダを選ぶ選択をしたかもしれません(^-^;
今回、起動後にイメージファイルの中に出来上がっていた入れた覚えのないフォルダなどを削除して、今回の記事を書くために
一番最初にやってみたのと同じ状態で起動してみたらこのような結果でしたので…。
ただ、カーソルで選びたい項目まで白色反転になるように移動してスペースで決定という操作方法は一貫してる感じなので迷う事はないと思います。

そして、まず選んでみたのは「夢大陸アドベンチャー」
ここでスぺ―スを押すと

このようにメニューみたいなのその1です。
Settingを押すとなんかROMを起動する際の詳細設定を変えられるような感じですが…自分には意味わからずなので…
そのままStartでスペースキー

そしたら

ROMのタイプとかの情報が表示されてます。
ここでまたスペースを押すと・・・(Aボタンは多分ジョイスティックなんかのAボタン:実機操作向けかな?…とリターンキーでもよさげです…)

ということで無事にペンギンくんに会えました♪

 

ちなみに…「PURE STAR」を立ち上げてみようとした場合…

Mappar type : BASICってなっていて…
そういや、「sofarun」フォルダに「RUNBASIC.BAS」ってファイルがあり…それを動かす形でBASICも動かせるのかな?と
勝手に想像…

そして無事に

立ち上がりました。

プログラムが走ってから、キャラクター書き換えの時間が結構あるので、このタイトル画面が出るまでは時間かかりましたが。
あと、これ基本的にBASICだし、普通に2DDのファイルイメージに入れて普通にプログラムをロードしてランでいいんですが(笑)
ちなみ、多分ですが…同じ形でROMイメージ化した自分の昔作ったプログラムもこの形でも動くんだろうなぁ…と(笑)

動かないROMイメージも…

今回フォルダに入れたROMイメージで「ハイドライド3」は選択してROMのデータも出るところまで行ったのですが、
そこから先は起動のためにスペースキーを押しても再起動して画面が黒くなり…本来なら「T&E SOFT」のロゴが表示されそうな雰囲気を
出しながらも出ないまま…先に進まない感じでした。

Ramを1mにしてもそうでしたし…すべてのROMが動くわけではないのかな…と。

そのあたりはもうちょっと調べないとですが…。
まぁ実機もあるし、blue MSXも使ってるし…(^-^;
って言ったら元も子もない(笑)

ファイラーの画面の文字が小さすぎて読めなくって…リモートデスクトップ使わないとってのもあるし…
MSX0ももう少し画面が大きいもの、それこそNintendo Switchサイズくらいのがあるとこういう
持ちだして遊ぶための環境が整って面白そうですし…
普通にROMイメージの入れ替えをUnit1のROMの選択で最初から入っているもの以外に出来たら一番ですよね(^-^;

最後に…持ってるROMじゃないとダメ

今回、試してみたROMイメージはROMダンパーを使って吸い出したROMイメージなので。
違法ダウンロードしないように、そこはしっかり守りましょう(^-^)

ということで…。
自分なりにやってみたレポートの形で記事にしてみたので、ここにたどり着いて参考になれば幸いです。

 

っていうか…こういう記事…よかったんだろうか?
検索しても、参考にさせていただいたサイト以外がすっと出てこない感じだったのが不思議でもあるので(^-^;