交通系ICカード(Suica、ICOCA、PASMO、PiTaPa)関東と関西在住でどれが便利?

ふとしたことからタイトルのようなことを考えてみました。
昨年夏まで8年間関東に住んでいてずっと交通系ICカードはPASMOを使用していましたが、実はその前までは関西でICOCAとPiTaPaを併用していました。
その理由は、当時はまだエリア内でもICカードの相互利用が出来なかったので…。

と思って調べてみたら…なんと2006年に関西が最初にICOCAとPiTaPaを相互利用出来てたみたい(^-^;

日本におけるICカード乗車券は2001年にJR東日本がSuicaを導入して以来全国各地に広まっていったが、導入に際してはほとんどの社局がソニーの非接触式ICカード技術「FeliCa」を採用しながら、それぞれが独自のICカード乗車券を導入する状態が続いていた。こうした中、近畿圏で2006年にJR西日本が採用しているICOCAと民鉄が採用しているPiTaPaが乗車カードとしての相互利用を開始したのを皮切りに、首都圏で2007年にPASMOがSuicaとのICカード乗車券及び電子マネー機能の完全互換利用(首都圏ICカード相互利用サービス)を前提として導入、さらには2008年に本州JR3社のICカード乗車券の相互利用が始まるなど、エリア内あるいはJR同士でICカードの相互利用の動きが進められてきた。

交通系ICカード全国相互利用サービスWikipediaより引用

そしたらなんでPiTaPaとICOCAを二つ持ってたんやろ?(^-^;(笑)
少なくともその時はまだPiTaPaはポストペイだけど、ICOCAはプリペイドだけだったからかな?チャージしないとダメとか、オートチャージには対応してないとかだったのかも…。
かといってICOCAはSMART ICOCAではないので、オートチャージには出来なかったけど…(笑)
でもさっき調べたらPiTaPaにはPiTaPaのエリアでオートチャージ出来てその残高をICOCAのエリアで使えたみたいだし…。
う~ん(^-^;

で、結論というか、自分の生活圏や生活スタイルなどで一番利用しやすいICカードを使えばいい時代になってるのだとは思いますが、関西に居ながらたまに関東に行くとか、その逆とかを考えてみたらどのICカードがいいのかな?っていうのを考え始めてしまったので、備忘録ではないですが、残してみようかなと思います。

JR西日本でも2018年の10月からPiTaPaをポストペイで使えるようになったのは便利

生活圏、生活スタイルって考えると、これが一番自分にとって便利になった部分…。それまではPiTaPaはよく利用する私鉄はポストペイ、JRで使うならチャージしとかないとダメだったのがよく使う路線は私鉄もJRもポストペイでOKっていうことなので…。最寄り駅は私鉄ですし…。

で、更に知らなかったのですが…ICOCA、ICOCA定期を関西の私鉄でも販売してるみたい…。まぁICOCA自体をJRで作っておけばチャージしておけば普通に私鉄で使えるんだけど…。
確かにプリペイド方式がいいっていう人にとってはPiTaPaだと基本的にポストペイになっちゃうから、最寄り駅が私鉄なら(家もそうですが)そこでICOCAが買えるのは便利だなぁ…。
逆の立場で言えば…。

なんか調べれば調べるほど、書きたいことが纏まらなくなってきている(笑)

取りあえずそれぞれの、購入方法とか残高の処理とかチャージ方法とかを何とかまとめてみる

今回あげた4つのICカードでSuicaは使ったことがないのですが、関東のJRだとSuicaになるので改めて調べてみて書いていこうかなと思います。
ただし、日常生活の中で在来線を普通に使用するという視点で調べてますので、定期券とか新幹線や特急、グリーン車などについてのサービスなどは省いています。

  チャージ方法 オートチャージについて 返却・解約時のチャージ残高の払い戻し

Suica
プリペイド方式

購入方法

ICマークのついた「自動券売機」「多機能券売機」「のりこし精算機」で、現金によりチャージ可能。

その他詳しくはこちら

首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリアおよび、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアで自動改札にタッチ

ただし、オートチャージの決済用クレジットカードは、「ビューカード」のみ。

詳しくはこちら

 

Suicaエリア内のJR東日本の駅のみどりの窓口などで可能。JR東日本以外の駅やバス営業所では、不可

入金(チャージ)残額から手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金。入金(チャージ)残額が220円以下の場合は、預り金(デポジット)のみの返金

詳しくはこちら

ICOCA
プリペイド方式

購入方法

ICOCAマークのある券売機、入金機で現金のみで可能。

相互利用を行っている他の交通機関などでも可能(一部、利用できない交通機関もあり)

詳しくはこちら

クレジットカードとの紐づけをするにはSMART ICOCAでなければダメ、なおかつ、SMART ICOCAでも改札タッチのオートチャージはない

SMART ICOCAへのチャージ方法

対応窓口のあるJR西日本のICOCAご利用可能エリアの駅および、他社のICOCA取扱い駅

入金(チャージ)残額から手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金。入金(チャージ)残額が220円以下の場合は、預り金(デポジット)のみの返金

詳しくはこちら

 

PASMO
プリペイド方式

購入方法

券売機、チャージ機などで現金でチャージ可能

詳しくはこちら

PASMOエリア、首都圏・仙台・新潟の各Suicaエリアでの改札機入出場時に可能

対応クレジットカードは様々

詳しくはこちら

PASMOエリアの駅やバス窓口等

残額+デポジット代(500円)
※一体型PASMOの場合は、カードの回収およびデポジットの返却はなし

詳しくはこちら

PiTaPa
ポストペイ方式

入会方法

全国エリアのJRの主な駅または一部のPiTaPaポストペイエリアの駅に設置の券売機等で現金にて可能。

詳しくはこちらのページのチャージの方法の項目へ

オートチャージの設定をしておくことで、PiTaPaポストペイエリア(JR西日本ポストペイエリアを除く)の改札機、運賃箱で可能

JR西日本ポストペイエリアおよび交通系ICカードの全国相互利用サービス対象エリア、IC定期券の有効区間内ではオートチャージされない

詳しくはこちら

 

カード内に残額がある状態で、PiTaPaを退会した場合に払戻手数料としてカード1枚あたり550円(税込)を差し引いて、指定の金融機関口座に返金

詳しくはこちら

とりあえず上の表のような感じ…。

まずはPiTaPaで感じたこと…

やはりPiTaPaは基本的にクレジットカードと同じ感じなので、入会、退会という感じなのでその部分での手続きするエリアは関西でも関東でも関係ない感じで処理は出来そう。
でも、仮にチャージ残高があった場合には退会時の返金手数料が高い!
解約するな!ってことかな?(笑)…だし、年に1回は使えって感じもクレジットカード系かな…。確か年に1回使わない感じだと管理手数料が発生したと思うので…(^-^;
残高に関してはうまく使いきれたらいいんでしょうね…(^-^;
でも、そこを除けば、まぁ…関西に住んでいるなら基本的に使いやすいかなぁ…。それと関西ではIC運賃が設定されていないので現金で切符を買うのと運賃は同じなのですが…例えば1ヵ月に同じ区間を10回乗ったら決済時に割引があったりします。これはJRでもそうだったかと…。それに他にも割引条件あったと思います。昔は大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)ではよく使用する区間の駅をしていておけば、その区間は安くなるっていうのもあったような気がします。今はどうかわからないのですが(^-^;

改めて調べてみて…???なのが、JR西日本がポストペイ対応になったのでチャージの必要性はなくなってる感じなのですが、オートチャージ設定を出来るものの、チャージされるのはポストペイであるはずのPiTaPaエリアの改札だけという(^-^;
これはJR西日本がポストペイに対応してなかった頃にチャージが必要だった、でもそもそもICOCAでされオートチャージはなかったってことが由来なのかなという感じはしますが…。

なので、PiTaPaのオートチャージ機能を便利に使うにはやっぱりエリア外でのオートチャージ対応しかないような…。エリア内でのオートチャージに意味がないので(^-^;

PASMOはプリペイド方式の3つの中では少しだけ条件がいい気がする

実際に東京に住んでいた9年間使用していたっていうのもありますし、調べてみて、プリペイド方式に関してはエリア外での使い勝手は全く変わらない

エリア外でのオートチャージが出来るわけではないですし、エリア外でIC運賃がなければどのICカードでも同じ運賃だし。
Suicaエリア、PASMOエリアはほぼ一緒なのかな?あくまでも自分の生活圏、生活していたエリアで考えると…。
その中で考えると、チャージ方法だけで言えば普段の使い勝手はほぼ変わらない。でも、PASMOのほうが対応クレジットカードに幅があるっていうのと、返却時の手数料がかからないってところは完全にメリット。今回あげた、4つのICカードでそういうのはPASMOだけ。もし関東から関西に引っ越すことが決まってPASMOを返却する場合にはダントツで条件がいい。
ただし、自分が使用していたパスタウンカード(現在は申し込み終了しているカードなのですが)はオートチャージを解約したらカードも解約になるっていうのがあったのでオートチャージも設定したままだし、PASMOもそのまま手元にあります(^-^;
このカードをどうしようかな?っていうところから色々、今回の検証が始まったのですが(笑)

関東に行ったときにオートチャージで使えるし、PiTaPaにチャージするよりは便利かなと思うのですが、結局清算は関東でしか出来ずだし、場合によっては残高いっぱい余るけど、それを関西で使うことは出来るものの、IC運賃はないし、PiTaPaの同一区間使用回数による割引の邪魔にもなりかねないという点では少し考える部分もあるかなと(^-^;

SuicaとICOCAの2つはそれぞれのエリア内外でも使い勝手は変わらずな感じ

どちらもJRなのでそれはそうかもしれないのですが(^-^;
チャージ方法に関してはSuicaはオートチャージはあるけど、エリア内だけ、エリア外では現金チャージ(かな)
ICOCAはエリア内でもエリア外でも現金チャージ。一応、SMART ICOCAっていうのはあるけど、エリア内でもオートチャージはないし、クレジット使用のチャージにしてもエリア内でのみ対応なのでこちらもそれぞれのエリアでの使い勝手は変わらずといったところかな…。

払い戻しに関してはどちらも全く同じ条件だし。

個人的に感じる便利さで言えば…

どれか一枚持つならというところでは

関東在住なら、PASMOかな…。
JR沿線に住んでいるのであればSuicaもあるけど、クレジットカードが決まってるっていうのは少し不便かもしれない。
後は定期を購入する場合にJRの駅使わないのにPASMOでその区間の定期が買えるかどうか?っていうのが関わってくるってのもありますが(^-^;

関西在住ならPiTaPa
ただし、こちらはポストペイがいいならば…という前提なのでより個人的な感覚です。
関東と違う部分で、もしプリペイドのほうがいいならICOCAを私鉄でも購入したり定期券にしたり出来るみたいなので。

追加で1枚持つとしたら…

エリア外は全部プリペイド方式しか出来ないし、チャージもチャージ機で現金で…は同じ感じなので差がないかなとは思うので…
関東在住で関西に来た時にポストペイを使おうというのであればPiTaPaを持ってもいいのかも…。
あんまり利便性感じないですけどね(^-^;
一番意味ないのは関東在住でPASMOとICOCA(SMART ICOCAではなく)を持つってことだな…(笑)
あ、そういえば…PASMOとSuica持ってる人って結構いるのかな?(^-^;
それもあんまり利便性感じないなぁ…(^-^;

逆に関西在住ならPiTaPa持ちに限って言えば、エリア外用にPASMO(もしくはSuica)があってもいいのかもしれない。オートチャージにこだわるならですが(笑)
さっきも書いたようにPiTaPaのオートチャージはPiTaPaエリア内でしか出来ない上にPiTaPaポストペイエリアでは残高使えないので(笑)

さて…もうひとつ検証すべき?モバイルアプリ

せっかくここまで書いたので…
調べたら最近Android向け観たいですが”モバイルPASMO”っていうのも出てきたみたいで…。
モバイルSuicaも併せて調べてみようかと思います。

こちらはさっきよりは浅めに表にします(笑)
こちらも日常生活の中で在来線を普通に使用するという視点で調べてますので、定期券とか新幹線や特急、グリーン車などについてのサービスなどは省いています。

  対応機種 チャージ方法 退会

モバイルSuica

Android5.0以降のおサイフケータイ対応スマホ

iPhone7以降

登録クレジットカード(ビューカード以外も可)
現金(一部の駅に設置してあるモバイルSuica対応のチャージ機など)

オートチャージが可能なのはビューカードのみで首都圏、仙台、新潟のSuicaエリア・PASMOエリアの自動改札機

詳しくはこちら

手続きは携帯情報端末からの操作で行うことができSF(電子マネー)残額は退会手続き時に指定した金融機関口座へ返金

残額から手数料220円を差し引く

詳しくはこちら

モバイルPASMO Android6.0以上がインストールされており、最新版のおサイフケータイアプリがインストールされている端末

登録クレジットカード
現金(一部の駅で設置されているモバイルPASMO対応の券売機など)

オートチャージはPASMOカードのオートチャージサービスと同様

詳しくはこちら

モバイルPASMOアプリ、もしくは会員メニューサイトから退会手続き、残額は指定振込先口座への返金

残額から返金手数料210円を差し引く

詳しくはこちら

この2つに関してはアンドロイドを使用しているなら、オートチャージのクレジットカードが限定されている点を除けばほぼ同じような感じ。
モバイルSuicaなら一部iPhoneでも可能な点は便利かもしれないなぁ…。

どちらもエリア外であるなら端末上でクレジットチャージ出来ることを考えたら差はないし、どちらにしてもICカードより便利かもしれない。

モバイルアプリを加味すると…

関東在住ならモバイルSuicaかモバイルPASMOあれば関西でも事足りるような気がする…って、これICカードでも一緒か(笑)
Suicaがオートチャージ可能のクレジットカードを広げたら今より少し便利な気はする。

関西で常にプリペイドがいいのであればやはりモバイルSuicaが一番便利な気がする。
クレジットチャージは同じ条件だし。現金チャージしたい場合は全国のコンビニやセブンATMなどで出来るみたい。
PASMOは可能なところでも、モバイルPASMOの現金チャージはまだ出来ないところもあるような感じなのかな…。

使い勝手の点で言えば、関西でのオートチャージは実質あってないような感じがするので関西でも関東でも使い勝手の同じなのは今のところはモバイルSuicaかなぁ…と。
モバイルPASMOの現金チャージが可能な場所が関西に増えると関東に行ったときにはPASMOのほうがオートチャージ対応カードが幅広いところは優利かもしれない。

関西でポストペイがいいならPiTaPa一本しかないんだけど、関東エリア行った時の補填として、モバイルSuicaかモバイルPASMOもあっていいのかもっていうのはあるかな…。
オンラインで入会、退会手続き出来るし。

纏まらないけどまとめる(笑)

【関西在住の場合】
ポストペイがいいならPiTaPa
但し関東に行った際は必ずプリペイドになるので、PiTaPaのチャージでも利用は可能だけど、モバイルSuicaかモバイルPASMOを持つことを推奨(笑)
その際にビューカード持ちとか新幹線をエクスプレス予約で乗りたいなら、iPhone(7以降)持ちならモバイルSuica
それ以外ならモバイルPASMO

プリペイドがいいなら、現状ではモバイルSuica→モバイルPASMO→SMART ICOCA→ICOCAの順

【関東在住の場合】
ビューカード持ちなら、iPhone(7以降)持ちならモバイルSuica→Suica→モバイルPASMO→PASMO
(ビューカード持ちでなおかつ新幹線をエクスプレス予約で乗りたいなら上記のSuica系に限定される)
それ以外ならモバイルPASMO→PASMO→モバイルSuica→Suica

関西でポストペイも使いたいならPiTaPa併用(笑)
ただし…殆どメリットない気がする。回数割引出来るほど行き来してるなら別だけど…(^-^;

 

【2020/6/6追記】
新幹線乗るのに、スマートEXっていうサービスは会員登録して予約すれば相互利用の交通系IC使って新幹線乗れるんだ…。
しかもモバイルPASMOでもOKっぽい…
エクスプレス予約っていうのとごちゃごちゃになってた(^-^;
なので上の青字アンダーライン部分を訂正、追記しました。

 

最後にこうすりゃもっとそれぞれのエリアが便利じゃない?な個人的希望(笑)
①PiTaPaのオートチャージを関東で出来るようになり、なおかつ残高処理の手数料はかからなくなる、もしくはもっと安くなること
関東はプリペイド文化なのでポストペイ対応でなくてもよさげだし…。

②モバイルPASMO、モバイルSuicaが関西でオートチャージ出来るようになること、なおかつモバイルSuicaのオートチャージ対応カードが広がること
関東の人や関西でプリペイドがいい人はこれが一番便利な気がする。モバイルPASMOの現金チャージできる場所は多分これから広がっていくと思うし…。
PASMO自体は出来るとこいっぱいあるんやろうし…。

③あ、ICOCA…(^-^;
そもそもSMART ICOCAと別れてるのが不便かもしれないのでまずはSuicaみたいに現金もクレジットもICOCAだけで対応できたほうが良いような…。
Suicaの無記名とMy Suicaっていうのの違いと同じだとは思うんだけど…。
そして今のチャージ方法も勿論いいんだけど、エリア内外でのオートチャージにも対応したほうが良いような(^-^;
現状、同じJR系でも関西でも発行できるモバイルSuicaのほうが便利な気がするので…。

 

券売機を通してクレジットカードでチャージ出来るとかっていうのは現金チャージと利便性では変わりない気がするので、そこまで細かく調べきれてない所ありますし、使う人によって感じるそれぞれの良さはあると思うので、あくまでも個人的見解での便利なものということで(^-^;

 

楽天ペイでSuicaの発行やチャージとか出来るようになったとのことなので参考までに…。